107F8

四肢開放骨折の合併症でgolden periodを最も重視すべきなのはどれか。
ただし、golden periodとは受傷から6~8時間後までであり、golden timeもしくは最適期とも呼ばれる。
感染
出血傾向
循環不全
骨癒合不全
深部静脈血栓

解答: a

107F8の解説

a 正しい。golden period〈hour/time〉は感染を意識した表現である。この期間内であれば適切な処置後に創部を閉鎖しても感染の可能性が低い。
b 出血傾向は血小板機能や凝固能機能といった個人の背景によるものであり、golden periodとは関係ない。
c 循環不全は大量出血にて生じやすい。6~8時間ほどの猶予はない。
d 骨癒合は日~週の単位で起こるため、6~8時間といった急性期に考えるものではない。
e 深部静脈血栓〈DVT〉は長期臥床後にみられやすい。ゆえに処置後しばらく経ってからみられる。

正答率:84%

テーマ:四肢開放骨折の合併症でgolden periodを最も重視すべきもの

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