107B9

人工呼吸器の設定で動脈血の二酸化炭素分圧を下げるのはどれか。
換気回数を増やす。
一回換気量を減らす。
吸入酸素濃度を上げる。
最高気道内圧を下げる。
持続的気道陽圧法〈CPAP〉を適用する。

解答: a

107B9の解説

a 正しい。換気回数を増やせば、体外へCO2を逃がすことができる。
b 一回換気量を減らせば、体内にCO2が貯留しやすくなる。
c PaO2とPaCO2に相関はない。
d 気道内圧は吸気時に最高となる。ゆえに「最高気道内圧を下げる」とは「吸気の流量を下げる」と換言できる。つまり換気量が減るわけで、bと同じことである。
e 持続的気道陽圧法〈CPAP〉では吸気時に加え、呼気時にも気道に陽圧をかける。呼気時に気道の圧を上昇させてしまっては、「息が吐きにくい」という状態になる。つまり換気がしにくくなるわけで、bやdと同じことである。

正答率:91%

テーマ:人工呼吸器の設定で動脈血の二酸化炭素分圧を下げるもの

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