106I24

耳鏡所見(①~⑤)を別に示す。
急性中耳炎の所見と考えられるのはどれか。

解答: c

106I24の解説

a 鼓膜弛緩部にピンク色の病変を認めている。これは真珠腫であり、真珠腫性中耳炎の所見である。
b 鼓膜中央に大きな穿孔を認める。ここに粘液性の耳漏があれば慢性中耳炎の所見である。
c 正しい。鼓膜の発赤・膨隆を認め、かなり強い炎症がある状態である。他がわからなくてもこの所見だけ確証を持てれば答えることはできる。
d 鼓膜から白色の腫瘤が透けて見えている。これは先天性真珠腫の所見である。
e ややわかりにくいが、黄色の貯留液が溜まっており、鼓膜の内陥・ツチ骨短突起の突出が目立つ。滲出性中耳炎の所見である。

正答率:83%

テーマ:急性中耳炎を考える耳鏡所見

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