106E62

引き続き行われた検査の結果を示す。
血液所見:赤血球402万、Hb 12.0g/dL、Ht 35%、白血球18,000、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白5.6g/dL、アルブミン3.0g/dL、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、AST 335U/L、ALT 102U/L、LD 1,090U/L(基準176~353)、CK 36,000 U/L(基準30~140)、Na 130mEq/L、K 7.5mEq/L、Cl 94mEq/L、Ca 7.2mg/dL。動脈血ガス分析(自発呼吸、4L/分酸素投与下):pH 7.30、PaCO2 25Torr、PaO2 120Torr、HCO3- 12mEq/L。
緊急に対応する必要がある項目はどれか。
K
CK
LD
総蛋白
白血球

解答: a

106E62の解説

血液所見では、AST、ALT、LD、CKの上昇が著しい。高K血症も来しており、筋崩壊による影響と代謝性アシドーシスによる影響を受けておると考えられる。
a 正しい。高K血症は致死的不整脈の原因となるため、緊急補正する必要がある。
b~e 緊急で対応する必要はない。

正答率:88%

テーマ:【長文2/3】クラッシュ症候群〈圧挫症候群〉〈挫滅症候群〉で緊急に対応する必要がある検査値

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし