106B32

突然死をきたしやすいのはどれか。
三尖弁閉鎖不全症
僧帽弁狭窄症
僧帽弁閉鎖不全症
大動脈弁狭窄症
大動脈弁閉鎖不全症

解答: d

106B32の解説

a 三尖弁閉鎖不全症〈TR〉では右心不全をみるも、右心不全単独で突然死することはない。
b 僧帽弁狭窄症〈MS〉では心房細動〈AF〉をみるも、上室性不整脈は突然死の原因となりにくい。AFによる脳塞栓が起こったとしても、これは突然死する病態ではない。
c 僧帽弁閉鎖不全症〈MR〉では左心不全をみる。右心不全よりは重篤であるが、左心不全も突然死する病態とはいえない。
d 正しい。大動脈弁狭窄症〈AS〉は圧負荷や冠動脈血流低下が原因となり心室頻拍や心室細動を生じる。これによる突然死をみることは多い。
e 大動脈弁閉鎖不全症〈AR〉でも冠血流低下をきたすが、ASより頻度も低く、軽症。

正答率:87%

テーマ:突然死をきたしやすい弁膜症

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