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106A50
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9歳の男児。学校で教師や生徒と会話をしないことを指摘され、心配した両親に伴われて来院した。幼稚園の年長のころから、話しかけられてもうなずく程度となり、発語が乏しくなったという。家庭では幼少時から現在まで、家族と普通に会話している。生育歴は言葉の発達が少し遅れた程度で、目立った問題はなかった。成績は中位である。身体診察所見に異常を認めない。
最も考えられるのはどれか。
a
吃音症
b
自閉症
c
学習障害
d
行為障害
e
選択緘黙
解答: e
106A50の解説
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家族とは話ができるが、特定の場所・人物の前では話をしないということから選択緘黙を考える。
a 吃音症では、常時発音に困難がみられる。
b 自閉症でもコミュケーションの障害がみられるが、自閉症のみでは家族の前では普通に話せることの説明がつかない。
c 学習障害では成績不良がみられる場合が多い。
d 行為障害は青少年で反社会的な行動を繰り返す際に診断される。
e 正しい。上記の通り。
正答率:85%
テーマ:選択緘黙の診断
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