105I6

血漿ADHが低値を示すのはどれか。
脱水症
SIADH
腎性尿崩症
心因性多飲症
非代償性肝硬変

解答: d

105I6の解説

a 脱水症では水を体外に逃したくないため、ADH分泌が亢進する。
b SIADHは日本語でいうと、ADH不適合分泌症候群である。文字通りADH分泌が亢進する。
c 腎性尿崩症では尿細管でのADHレセプター異常により、受け付けてもらえず血中で余ったADHが増加する。
d 正しい。心因性多飲症では飲水過多により血漿浸透圧が低下する。そのためADHを低下させ、尿量を増加させる。
e 非代償性肝硬変では血管外への血漿成分漏出により血管内脱水となる。すなわち、aと同様。

正答率:72%

テーマ:血漿ADH低値を示す疾患

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