105I15

食中毒について正しいのはどれか。
腸炎ビブリオ食中毒の原因食品は生肉が多い。
サルモネラ食中毒の潜伏期間は2~5時間である。
ボツリヌス食中毒の治療には抗毒素血清が有効である。
ブドウ球菌食中毒の予防には食品の食前加熱が有効である。
毒素原性大腸菌食中毒は溶血性尿毒症症候群〈HUS〉を高率に合併する。

解答: c

105I15の解説

a 腸炎ビブリオ食中毒の原因食品は魚介類が多い。生肉による食中毒にはカンピロバクターやサルモネラなどが挙げられる。
b サルモネラ食中毒の潜伏期間は半日前後である。潜伏期間が数時間である食中毒としては黄色ブドウ球菌が有名。
c 正しい。ボツリヌスに対する治療として、食前加熱や抗毒素血清が有効である。
d ブドウ球菌食中毒は外毒素が原因のため、食前加熱による予防は無効である。
e 溶血性尿毒症症候群〈HUS〉を高率に合併するのは、腸管出血性大腸菌食中毒である。

正答率:75%

テーマ:食中毒について

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