105H29

28歳の女性。息切れと下腿浮腫とを主訴に一人で来院した。診察室は男性医師一人である。
診察に際し、対応として適切なのはどれか。
身体診察は行わない。
血圧と脈拍のみ測定する。
衣類の上から診察をする。
胸部の聴診は背部のみ行う。
女性の看護師を同席させて診察をする。

解答: e

105H29の解説

若年女性を診察する場合の配慮について問われている。
a 応召義務があり、診察を行わないわけにはいかない。
b 血圧と脈拍のみでは主訴に対する診察を十分に行えない。
c 実臨床では衣類上から診察をする場合も多いが、下腿浮腫に対し圧痕の有無を観察するという点でも、本例では脱衣が望ましい。
d 息切れの原因を診察するため、肺野全体の聴診を行うべきである。
e 正しい。女性の看護師を同席させて診察をするのが最も配慮が行き届いている。

正答率:100%

テーマ:女性を診察するときの注意事項

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