104I9

尿路結石で正しいのはどれか。2つ選べ
尿酸結石が最も多い。
原発性アルドステロン症に生じる。
尿酸結石はエックス線透過性が低い。
シスチン結石に重炭酸ナトリウムは有効である。
原発性副甲状腺〈上皮小体〉機能亢進症に生じる。

解答: d,e

104I9の解説

a 最も多いのはシュウ酸カルシウム結石である。尿酸結石は少ない。
b 低カリウム血症による多尿が有名。尿路結石とはあまり関連しない。
c 透過性が低い、ということは陰影が濃いということであるが、尿酸結石はエックス線ではほぼ写らないので誤り。濃く描出されるのはカルシウムを含む結石である。CTであれば全ての結石を確認できる。
d 正しい。シスチン尿症による結石であるが、これに限らず酸性尿となる結石(シュウ酸カルシウム結石、尿酸結石)では重炭酸ナトリウムによる尿のアルカリ化が有効である。
e 正しい。副甲状腺機能亢進症では高カルシウム血症となり尿中カルシウムも増加するため、シュウ酸カルシウム結石ができやすい。

正答率:70%

テーマ:尿路結石について

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