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104G30
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人工膝関節置換術の適応となるのはどれか。
3つ選べ
。
a
関節リウマチ
b
化膿性関節炎
c
特発性膝骨壊死
d
血友病性関節症
e
神経病性関節症
解答: a,c,d
104G30の解説
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a 正しい。関節リウマチで変形した関節や痛みが残存している症例で良い適応である。
b 人工物を体内へ挿入する手術は、基本的に感染性疾患では適応がない。
c 正しい。おそらく虚血が原因だろうといわれているがはっきりとした原因は不明であることが多い疾患。中高年に好発し、最終的には変形性関節症の状態となるため人工関節置換術の良い適応である。
d 正しい。関節内出血により滑膜の炎症が引き起こされ、関節裂隙の狭小化・軟骨破壊が生じる。人工関節の耐久性は10〜15年ほどと言われており、血友病患者には若年者も多いため最終手段ではあるが、人工関節置換は適応である。
e △。Charcot関節とも呼ばれる。神経麻痺によって疼痛や深部感覚を感じることができず関節を限界を越えて酷使するために生じる。糖尿病や脊髄癆が原疾患として多い。原疾患の治療で関節症の改善を測ることができるため装具治療で経過をみることが多い。手術の場合、関節固定術を行う。近年は人工関節置換を行うこともあり、今後類題が国試で出題された際はデリケートなところ(どう来るかは神のみぞ知るところなので、消去法で臨もう)。
正答率:72%
テーマ:人工関節置換術の適応
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