104E7

児娩出後の胎盤剥離徴候として正しいのはどれか。
恥骨結合上縁を圧迫すると、腟外に出た臍帯が引き戻される。
子宮底を軽く叩くと、臍帯を持った手にその衝撃が伝わる。
臍帯が児娩出直後と比べて下がってくる。
子宮底が児娩出直後と比べて下降する。
産婦が尿意を訴える。

解答: c

104E7の解説

胎盤がきちんと剥離したか、を確かめるための徴候が複数知られている。これら胎盤剥離徴候が陽性であれば、胎盤は剥離していることとなる。名称は覚える必要はないが徴候は整理しておこう。ちなみに出血量の増加も胎盤剥離徴候である。
a 恥骨結合上縁を圧迫すると、腟外に出た臍帯が押し出される(Küstner徴候)。
b 子宮底を叩いても衝撃が臍帯に伝わらない(Strassmann徴候)。
c 正しい。臍帯が児娩出直後と比べて下がってくる(Ahlfeld徴候)。
d 児娩出直後と比べて子宮が細長くなり、子宮底が上昇し、右側に傾く(Schröder徴候)。
e 産婦が便意を訴える(Mikulicz-Radecki徴候)。

正答率:77%

テーマ:児娩出後の胎盤剥離徴候について

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