104E31

顔面神経麻痺の障害部位診断に有用なのはどれか。2つ選べ
温度眼振検査
電気味覚検査
涙液分泌検査
ティンパノメトリ
オルファクトメトリ

解答: b,c

104E31の解説

a カロリックテストのことである。前庭神経の障害によって片側の反応が減弱・消失する。
b 正しい。味蕾を直接電極で刺激して、閾値と支配神経の障害を調べる。舌咽神経と、顔面神経の枝である大錐体神経と鼓索神経を調べることができる。
c 正しい。Schirmer試験が有名。顔面神経の副交感神経線維は涙腺や舌下腺、顎下腺の分泌を支配している。顔面神経麻痺となると分泌能が低下する。耳下腺だけは舌咽神経支配なので注意。
d 鼓膜のコンプライアンスを測る検査である。
e 基準嗅覚検査のこと。検者が様々な種類の臭いを様々な濃度で嗅ぎ、その感じ方から閾値を求める。

正答率:69%

テーマ:顔面神経麻痺の障害部位診断に有用な検査

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