104C13

高齢男性で尿閉をきたす可能性があるのはどれか。
β遮断薬
抗コリン薬
カルシウム拮抗薬
スルホニル尿素薬
サイアザイド系利尿薬

解答: b

104C13の解説

a 高血圧や心不全の薬物治療に用いられる。まれに夜間頻尿を起こすことはあるが尿閉にはならない。
b 正しい。抗コリン作用により、膀胱平滑筋の弛緩や膀胱括約筋の緊張が生じ尿閉を引き起こす可能性がある。一般的な風邪薬に含まれる抗ヒスタミン薬も同様の効果を示す危険性があるため注意が必要である。
c 高血圧治療薬であるが、腎動脈の拡張や抗利尿ホルモン分泌抑制作用などがあり夜間頻尿を引き起こすことがある。尿閉にはならない。
d 糖尿病治療薬であり、低血糖の副作用は有名であるが、尿閉にはならない。
e 利尿薬の一種。遠位尿細管においてナトリウムイオンとクロールの再吸収を抑制し水を引っ張る。利尿作用があり尿閉にはならない。

正答率:96%

テーマ:高齢男性で尿閉の原因となる薬剤

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