104B12

IgG型M蛋白血症の65歳女性に行う骨髄検査の適切な穿刺部位はどこか。
胸骨正中第2肋間部
胸骨正中第4肋間部
上後腸骨棘
下前腸骨棘
脛骨近位部

解答: c

104B12の解説

IgG型M蛋白血症、の代表例は多発性骨髄腫〈MM〉である。高齢女性はMM自体による骨破壊に加え、骨粗鬆症の背景もあり、骨髄穿刺の部位は慎重に決定したい。
a・b 胸骨はもろいため、穿刺しない。
c 正しい。上後腸骨棘が一般に選択される。
d 下前腸骨棘は体表から触知しにくく、不適。
e 脛骨に代表される長管骨は加齢に伴い造血能が低下する。高齢女性には不適。

正答率:77%

テーマ:多発性骨髄腫〈MM〉が予想される高齢患者の骨髄穿刺部位

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