103D20

65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身体所見に異常を認めない。腹部造影CTを別に示す。
最も考えられるのはどれか。
胆嚢結石
慢性胆嚢炎
胆嚢腺筋腫症
胆嚢コレステロールポリープ
胆嚢癌

解答: e

103D20の解説

腹部造影CTでは胆嚢から突出する腫瘤性病変を認める。肝右葉も低吸収域を認めており、肝浸潤を伴う胆嚢癌を考える。
a 胆石は明らかではない。
b 明らかな胆嚢壁肥厚は認めない。
c 胆嚢壁肥厚を認めず、また、胆嚢腺筋腫症であれば胆嚢から突出する腫瘤性病変を説明できない。
d ポリープは超音波で見つかることが多く、1cm未満のためCTでは指摘できないことがある。
e 正しい。上述の通り。

正答率:61%

テーマ:胆囊癌の診断

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