103I34

在宅自己導尿法の適応はどれか。
膀胱炎
前立腺炎
前立腺癌
過活動膀胱
神経因性膀胱

解答: e

103I34の解説

在宅自己導尿は、自然排尿が長期にわたって困難となった患者が自宅で生活するにあたり導入する手技である。短期間で排尿が困難になるのみである場合は基本的に適応はない。
a 頻尿・尿混濁・排尿時痛が特徴である膀胱炎は抗菌薬の投与で完治する。
b 前立腺の腫脹により排尿困難をきたすことはあるが、抗菌薬治療を行う必要があり排尿困難となるのは短期間である。
c 前立腺癌でも石様硬の前立腺によって尿道狭窄が起こる可能性がある。が、尿閉をきたすほどの前立腺癌であれば在宅では管理しない。
d 過活動膀胱は尿意切迫感を主症状とする症候群であり自己導尿は適応でない。薬物療法では抗コリン薬を用いる。
e 正しい。糖尿病等の背景により神経が障害され、排尿できなくなる病態。在宅自己導尿法が有効である。

正答率:83%

テーマ:在宅自己導尿法の適応疾患

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