103D8

右頬部の筋肉に達する裂創の図を示す。
損傷されている可能性が高いのはどれか。
舌咽神経
顔面神経側頭枝
顔面神経下顎縁枝
耳下腺管(Stenon管)
顎下腺管(Wharton管)

解答: d

103D8の解説

解剖の問題である。
a 舌咽神経は延髄より頸静脈孔の上下でそれぞれ神経節を形成し舌根部まで伸びる。深層に存在するため浅層の裂傷では傷つかない。
b 頬骨弓よりも上部に存在する。
c 口裂よりも下部に存在する。
d 正しい。耳下腺と頬粘膜開口部を繋ぐ。咬筋よりも浅層にあるため裂傷で傷つき得る。
e 顎下腺と口腔底開口部を繋ぐ。

正答率:64%

テーマ:頭頸部に関する解剖学的知識

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