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102I44
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14歳の男子。数時間前からの左陰嚢部の激痛を主訴に来院した。体温36.7℃。陰嚢の発赤および腫脹と精巣の腫大とを認める。
対応として正しいのはどれか。
a
導尿
b
経過観察
c
陰嚢穿刺
d
精巣生検
e
緊急手術
解答: e
102I44の解説
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突発的な激痛と陰嚢の発赤・腫大から、精巣捻転症が強く疑われる。血行障害によって精巣の不可逆的障害をきたすため緊急で処置が必要。
a 尿閉ではないため不適切。
b 緊急疾患である。所見からして経過観察してよい状態ではないだろう。
c 疼痛、圧痛のない陰嚢水腫の場合、陰嚢穿刺を行うと黄色透明の漿液を確認できる。
d 男性不妊で精巣生検を行うことがある。間違っても精巣腫瘍で精巣生検をしてはならない(禁忌)。
e 正しい。造精機能を保持するためには少なくとも6時間以内に捻転整復及び固定術を施行する必要がある。
正答率:94%
テーマ:精巣捻転症への対応
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