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102I11
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血中でLH値とFSH値とが高く、エストロゲン値が
低い
のはどれか。
a
Turner症候群
b
Sheehan症候群
c
神経性食思不振症
d
多嚢胞性卵巣症候群
e
Chiari-Frommel症候群
解答: a
102I11の解説
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a 正しい。Turner症候群ではエストロゲン分泌低下によるフィードバックによって、LHとFSHは高値となる。
b Sheehan症候群は下垂体前葉傷害により、LHとFSHは低値となる。
c 神経性食思不振症では視床下部の障害により、LHとFSHは低値となる。
d 多嚢胞性卵巣症候群では視床下部由来のGnRH分泌が亢進し、ドパミンが低下するため、下垂体由来のLHとプロラクチンの分泌が亢進する。LHの作用により、エストロゲン値は正常~やや高値をきたす。エストロゲン高値により、卵巣由来のインヒビンが増加し、これが下垂体由来の FSH 分泌を抑制するため、FSHは最終的に正常値内となることが多い。
e Chiari-Frommel症候群では高プロラクチン血症を呈するが、その他のホルモン動態へはほとんど関与しない。
正答率:87%
テーマ:血中でLH値とFSH値とが高くエストロゲン値が低い疾患
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