102G5

勃起不全をきたすのはどれか。
Cushing症候群
前立腺肥大症
尿路結石
糖尿病
痛風

解答: d

102G5の解説

勃起にかかわる自律神経や血管に障害があると勃起不全となる。
a 糖質コルチコイド過多による一連の症候群であるが、性腺機能低下はみない。むろん、Cushing症候群→耐糖能異常→糖尿病→糖尿病性神経障害→自律神経障害による勃起不全、と病態を連想していくことはできるが医師国家試験の一般問題でそれをするのば野暮というものだ(そもそもdを経由してしまっている)。
b 前立腺移行領域の間質細胞や腺上皮の過形成による。尿道狭窄によって排尿障害は起こるが、勃起不全は生じない。
c 種々の原因で生じた結石が、尿路管腔内に溜まる状態。勃起不全には関連しない。
d 正しい。自律神経障害が生じるため、副交感神経によって引き起こされる勃起も障害される。
e 尿酸が体内で結晶として析出する。下肢関節に生じやすい。勃起不全には関連しない。

正答率:92%

テーマ:勃起不全をきたす疾患

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