101E30

骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(B)を別に示す。
この患児に合併しているのはどれか。
伝染性単核症
再生不良性貧血
骨髄異形成症候群
慢性骨髄性白血病
急性リンパ性白血病

解答: e

101E30の解説

a 咽頭痛はなく、発症年齢からも伝染性単核症は考えにくい。「異形リンパ球」というキーワードに囚われてはいけない。
b 再生不良性貧血であれば骨髄の脂肪髄化がみられるはずであり、臨床像も異なる。
c 多核赤芽球や偽ペルゲル核異常好中球をみとめず汎血球減少もきたしていないため、骨髄異形成症候群ではない。
d 慢性骨髄性白血病では急性転化を除き血小板は増加するため、否定的。
e 正しい。前々問の通り。白血球裂孔の存在や血小板が減少していることも臨床像として矛盾しない。

正答率:92%

テーマ:【長文3/3】Down症候群〈21トリソミー〉の合併症

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