100G74

末梢性眩暈の発作時に出現しないのはどれか。
眼振
嘔気
回転感
歩行障害
眼前暗黒感

解答: e

100G74の解説

内耳と前庭神経に由来するのが末梢性眩暈であり、中枢性眩暈は脳梗塞や脳出血、特に小脳と脳幹に起因する。末梢性か中枢性かで対応が大きく異なるため眩暈の鑑別は非常に重要といえよう。
a 末梢性でも中枢性でも出現するが、中枢性では垂直性眼振であり左右差や方向性がない。
b 末梢性でも中枢性でも出現する。
c 回転性眩暈は末梢性であることが多いが、小脳障害や一部の中枢性眩暈でも回転性となる。
d 中枢性の方がより顕著だが、末梢性でも中枢性でも出現する。
e 正しい。一過性脳虚血発作〈TIA〉である。しかし、血圧低下や低血糖でも出現することがあるので注意が必要。

正答率:84%

テーマ:末梢性眩暈の発作時の症候

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