100G16

40~59歳の男性30,000人を対象に、肺癌死亡について10年間観察した。結果を表に示す。
1日喫煙本数 肺癌死亡率(人/1,000人年)
0(非喫煙) 0.10
1~19本 0.55
20本以上 1.50
誤っているのはどれか。
研究手法はコホート研究である。
この研究は喫煙と肺癌の因果関係を証明している。
喫煙本数と肺癌死亡率の間に量・反応関係がある。
この結果から喫煙による肺癌死亡の寄与危険度が計算できる。
1~19本の喫煙の非喫煙に対する肺癌死亡の相対危険度は5.5である。

解答: b

100G16の解説

a・d 喫煙と肺癌死亡とについて10年間観察したコホート研究である。そのため、結果より寄与危険度を計算できる。
b 誤り。因果関係を満たす条件である、特異性や整合性を本研究のみでは証明できていない。
c 喫煙本数に比例して肺癌死亡率が増加しており、量・反応関係が成立している。
e 1~19本の喫煙の非喫煙に対する肺癌死亡の相対危険度は、0.55/0.1=5.5 である。

正答率:48%

テーマ:コホート研究の結果表から読み取れること

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