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100G12
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内因性心停止成人患者にマスク・バッグによる用手人工呼吸を開始したが、胸郭の挙上は充分ではない。
直ちに行うのはどれか。
a
エアウェーの挿入
b
ラリンゲアルマスクの挿入
c
気管挿管
d
気管切開
e
心マッサージの中止
解答: a
100G12の解説
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胸郭の挙上は充分ではないことから陽圧換気は十分に行われていない。
a 正しい。エアウェーは陽圧換気の補助器具として簡便かつ迅速に用いることができる。
b ラリンゲアルマスクは気管チューブの先がマスク状となっており、喉頭部に盲目的でも容易に挿入することができる。ラリンゲアルマスクよりエアウェーの方が簡便であり、気管挿管よりも確実性が落ちることから選択肢としては選び難い。
c 心停止状態でマスク・バッグによる換気が不十分であることから、気管挿管に踏み切る可能性はあるが、より簡便なエアウェーをまず行う。
d 喉頭浮腫など気管挿管が困難な場合は、低酸素血症が進行する前に気管切開を考慮することがある。現時点では気管挿管も試みてない状況であり、第一選択としては不適切。
e 心停止状態であり、現段階では救命の可能性があることから、心マッサージは中止しない。
※本問は第一選択が不明瞭であることから、採点除外問題となっている。
正答率:35%
テーマ:マスク・バッグによる用手人工呼吸が無効な内因性心停止成人患者への対応
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