100E20

筋骨格系の診察でないのはどれか。
肢位
筋性防御
関節可動域
脊柱の運動性
徒手筋力テスト

解答: b

100E20の解説

a 関節の角度のことである。基本肢位は解剖学的肢位のことでありこれを0°とする。脱臼や骨折、関節症で良肢位から外れるため、肢位を把握することは筋骨格系の診察であるといえる。
b 誤り。Blumberg徴候と並ぶ腹膜刺激症状であり、腹膜の炎症を示唆する。
c 関節の伸展・屈曲がどの程度可能か、の範囲である。関節症や炎症、脱臼があると拘縮や強直、動揺などの異常がみられるため筋骨格系の診察である。
d 脊柱の動きには伸展・屈曲の他に側屈、回旋があるが、それらの動きは脊椎の関節の他に前後の靭帯や多数の起立筋で成り立っている。すなわちいずれかが異常をきたすと運動性が制限されるので、脊柱の運動性を診察することは筋骨格系の評価であるといえる。
e MMTともいう。筋力のテストであり、神経障害の診察でも行われる。

正答率:96%

テーマ:筋骨格系の診察

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし