100D3

入院中の患者と担当医の会話を以下に示す。
医師①「おはようございます。具合はいかがですか」
患者「先生。あまり調子がよくないみたいです。体がだるくて」
医師②「そうですか。体がだるいのですね」
患者「あまり食欲もなくて、だんだん体が弱っているようです」
医師③「食欲がなく、体が弱っていくのが心配なのですね」
患者「ええ、このままでは体がだめになってしまうのではないかと思ったりして…」
医師④「気持ちが落ち込んでいるようですね」
患者「ええ、ひどく不安で、夜もよく眠れないんです」
医師⑤「病は気からともいうでしょう。そんな弱気では、治るものも治りませんよ。頑張らなくては」
医師の発言で適切でないのはどれか。

解答: e

100D3の解説

a ①は挨拶と開放的質問。
b・c ②・③は患者の発言の繰り返し。きちんと聴取していることをアピールでき、適切なタイミングで使用できている。
d ④は患者の発言を反映し、落ち込んでいるという心情面まで踏み込んでいる。
e 誤り。これまでの発言からは患者が抑うつ傾向にあることが読み取れる。⑤のように励ますことは禁忌となる。

正答率:100%

テーマ:適切な医師の発言

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