100C15

検査所見(①~⑤)を別に示す。
この患者に合致しないのはどれか。

解答: c

100C15の解説

a ①では低信号病変が散在しており、高血圧による多発性微小脳梗塞により誤嚥性肺炎を合併した可能性が考えられ、矛盾しない。 
b ②では右下肺野に浸潤影を認めており、右横隔膜の挙上や右肋骨角の鈍化もみられるため、誤嚥性肺炎として矛盾しない。
c 誤り。右胸部下肺野にcoarse cracklesを聴取しており、③肺機能検査にて肺活量が増加するとは考えにくい。
d ④では右脚ブロックがみられており、高血圧の既往がある高齢者の所見として適当である。
e ⑤では圧迫骨折をみとめており、高齢女性の無症候性腰椎圧迫骨折として否定はできない画像所見である。

正答率:42%

テーマ:【長文3/3】高齢患者に予想される検査所見

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