100B47

多嚢胞性卵巣症候群で誤っているのはどれか。
血中LH/FSH比が低値を示す。
インスリン抵抗性が認められる。
プロゲステロン負荷試験で消退出血がみられる。
ゴナドトロピン療法で多胎妊娠が起こりやすい。
排卵周期の回復に腹腔鏡下卵巣多孔術が用いられる。

解答: a

100B47の解説

a 誤り。多嚢胞性卵巣症候群ではLHは高値となるもFSHは正常値であるため、血中LH/FSH比は高値となる。
b PCOSでは耐糖能異常をきたし、インスリン抵抗性を認める。
c エストロゲンは正常からやや高値であり、プロゲステロン負荷試験で消退出血がみられる第1度無月経である。
d 白膜肥厚により排卵が抑制されており、ゴナドトロピン療法で多胎妊娠が起こりやすい。
e 薬物療法の後、排卵周期の回復に腹腔鏡下卵巣多孔術が用いられることがある。

正答率:78%

テーマ:多嚢胞性卵巣症候群〈PCOS〉について

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