100B22

呼吸器疾患と血清電解質異常の組合せで正しいのはどれか。
肺結核──カルシウム上昇
肺胞微石症──カルシウム上昇
過換気症候群──カリウム上昇
サルコイドーシス──カルシウム上昇
ADH〈抗利尿ホルモン〉産生肺癌──ナトリウム上昇

解答: d

100B22の解説

a △。肺結核では肉芽腫由来の活性型ビタミンDにより血中カルシウム上昇をみることがある。が、本問ではdが明らかな正解であり、敢えて本選択肢で勝負を挑む理由はない。
b 肺胞微石症では肺胞内にCa沈着による微石をみるも、血中カルシウムは変動しない。
c 過換気症候群ではfree Caが血中で低下するも、カリウムは変動しない。
d 正しい。サルコイドーシスでは肉芽腫由来の活性型ビタミンDにより血中カルシウム上昇をみる
e ADH〈抗利尿ホルモン〉産生肺癌ではADH不適合分泌症候群〈SIADH〉を呈する。これにより、低ナトリウム血症をみる。

正答率:82%

テーマ:呼吸器疾患と血清電解質異常の組合せ

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