100A1

28歳の女性。妊娠30週。子宮底長は22cmで、腹部超音波検査で羊水はほとんど認めない。
胎児で最も考えられるのはどれか。
食道閉鎖
心室中隔欠損
腎低形成
鎖肛
胎児水腫

解答: c

100A1の解説

妊娠30週の28歳の女性である。子宮底長は22cmと妊娠週数に対し短く、腹部超音波検査で羊水はほとんど認めないことから羊水過少症の診断となる。
a 食道閉鎖をきたすことで腸管からの吸収が出来ず、羊水過多となるはずである。
b・d 羊水には関与しない病態である。なお、心室中隔欠損症では尿量が減少するほどの心不全はまれである。
c 正しい。腎低形成にて羊水産生が低下していると考えられる。
e 胎児水腫による心不全により、羊水過多となる。

正答率:88%

テーマ:腎低形成の診断

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし