解決済 108G55 02.内分泌代謝

高血圧症に対する薬物治療について

この問題でaが答えになるのはわかるのですが、
d サイアザイド系利尿薬は第一選択とはしない。が誤答となる理由がわかりません。

テキストには、高血圧症の薬剤アンジオテンシン変換酵素〈ACE〉阻害薬・アンジオテンシンII受容体拮抗薬〈ARB〉・Ca拮抗薬と合わせてサイアザイド系利尿薬も第一選択となる。との記載がありますが、
112A-61の解説では
a下肢に浮腫を認めておらず、利尿薬は不要。との記載がありました。
本問でも、下肢に浮腫を認めない。との記載があるにも関わらず、サイアザイド系利尿薬が第一選択となりうるのは何故なのでしょうか?

回答2件

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  • 問題参照 108G55

    78歳の男性。3週前からの頭重感を主訴に来院した。生活は自立している。最近5年は健康診断を受けていない。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はない。飲酒は日本酒1合/日を55年間。身長165cm、体重60kg。脈拍72/分、整。血圧184/112mmHg、左右差なし。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部と背部とに血管雑音を聴取しない。下腿に浮腫を認めない。尿所見と血液生化学所見とに異常を認めない。心電図で左室肥大所見を認める。胸部エックス線写真で心胸郭比は62%である。
    正しいのはどれか。
    • a 降圧薬は低用量から開始する。
    • b 降圧薬は短時間作用型を選択する。
    • c 3か月間は減塩などの食事制限のみを行う。
    • d サイアザイド系利尿薬は第一選択とはしない。
    • e 降圧目標は診察室血圧で120/80mmHg未満とする。
  • 関連トピック

    なし