解決済 108D50 12.小児科

新生児の腰椎穿刺について

新生児の大泉門が膨隆していたら髄膜炎を疑う→腰椎穿刺をするというふうに覚えていますが、大泉門の膨隆→頭蓋内圧亢進→腰椎穿刺で脳ヘルニアのリスクはないんでしょうか。
過去トピックを見ているとCushing徴候も頭蓋内圧亢進を否定するヒントになるようですが、そもそも新生児はバイタルが違うので適用するのが難しいと思いました。(https://medu4.com/topics/2ddd22080d
成人だとCTせずに腰椎穿刺できる基準(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejmoa010399)があるようですが、新生児の場合で頭蓋内圧亢進を否定するための所見・検査をご存じの方はご教授くだされば幸いです。

回答3件

  • けい☆ちゃんさん
    ご回答下さりありがとうございます。動眼神経を含む脳幹がやられてて、脳ヘルニアが今にもありそうなときは絶対禁忌で、それ以外はまだあんまり入手可能なエビデンスがないところなのですね。

    • ありがとうございます。おっしゃる通りかと思います。
      細菌性髄膜炎は緊急ですので、誰がどう見ても脳幹症状が出ている時以外は、起因菌推定のために腰椎穿刺はやりたいところと考えるのでしょうかね。

      ただ、
      108E44
      では
      ・年齢からしてダイセンモンが触れるのがおかしい
      ・髄膜炎の事前確率が低く、腰椎穿刺をやるメリットがない

      という感じになってますね。
      同じ年の問題ですね。
      比較すると面白いです。

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  • 問題参照 108D50

    生後8日の新生児。哺乳量の低下と発熱とを主訴に母親に連れられて来院した。3,000gにて出生。昨日から哺乳量の低下があり、本日38℃の発熱を認めた。顔色不良で大泉門は膨隆し、易刺激性があった。血液所見:赤血球412万、Hb 12.1g/dL、Ht 36%、白血球25,000(桿状核好中球15%、分葉核好中球65%、単球10%、リンパ球10%)、血小板15万。血液生化学所見:血糖98mg/dL、Na 136mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 100mEq/L。CRP 8.9mg/dL。脳脊髄液所見:細胞数4,200/mm3(基準0~2)(単核球22%、多形核球78%)、蛋白80mg/dL(基準15~45)、糖5mg/dL(基準50~75)。
    原因菌として考えられるのはどれか。2つ選べ
    • a 結核菌
    • b 大腸菌
    • c 肺炎球菌
    • d インフルエンザ桿菌
    • e B群レンサ球菌〈GBS〉
  • 関連トピック

    なし