解決済 110D26 02.内分泌代謝

クッシング症候群とカリウム

この問題はクッシングよりも原発性アルドステロン症を考えdを選びますが,
その理由の一つとして解説の中で「ACTH系列単独では血清カリウムの異常をきたさない」とありますが,
学校の講義や参考書ではカリウム低下と覚えていたので困惑しています.
そして以下の過去問ではカリウムは低下しています.
クッシングとカリウムの関係について国試的に「クッシングではカリウム低下を来さない」と覚えておくのがいいんでしょうか?

98A43
40 歳の女性。肥満と高血圧との精査を目的に来院した。6 年前から徐々に体重が増加し、3 年前から 高血圧のため近医で降圧薬の処方を受けている。1 か月前から時々胸痛も出現するようになった。身長 153cm、体重 63kg。脈拍 80/分、整。血圧 186/100mmHg。尿所見:蛋白(-)、糖 1 +。血液所見:赤 血球 490 万、Hb 15.1g/dl、白血球 9,800。血清生化学所見:総コレステロール 287mg/dl、Na 143mEq/l、 K 3.4mEq/l。血中コルチゾール基礎値 24μg/dl(基準 5.2~12.6)、尿 17-OHCS 排泄量 15.6mg/日(基準 3~8)、17-KS 排泄量 1.7mg/日(基準 3~11)。尿 17-OHCS 排泄量はデキサメサゾン 8mg/日、2 日間の 投与で抑制されない。
診断はどれか。
a Cushing 病 b 副腎腺腫 c 副腎癌 d 異所性 ACTH 産生腫瘍 e 単純性肥満

回答5件

  • この点、デリケートなので、講義内でも何度か解説しています。
    2018内科外科を受けておられるようなので、内代の問題17あたりを再度確認してみてください。

  • タクサンさんと同様の疑問を感じたのですが、2019内科外科を受講しているので上で挙げられた問題がどれに該当するのか調べるのが難しいです。もしよろしければ、2018内科外科の内代の問題17の国試番号をどなたか、教えていただけないでしょうか。
    よろしくお願いします。

    • 今調べたら、108D59でした。

    • 穂澄先生、ありがとうございます!

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  • 問題参照 110D26

    48歳の男性。多尿と血圧上昇とを主訴に来院した。最近、夜間に尿が多く出るようになり、その都度、水をたくさん飲んでいる。家庭血圧も上昇してきたため受診した。2年前に人間ドックで副腎腫瘤を指摘されたがそのままにしていた。家族歴に特記すべきことはない。身長170cm、体重65kg。脈拍68/分、整。血圧172/90mmHg。尿所見:比重1.002、蛋白(―)、糖(±)。血液所見:赤血球460万、Hb 13.7g/dL、Ht 42%、白血球5,400、血小板26万。血液生化学所見:クレアチニン0.8mg/dL、血糖145mg/dL、HbA1c 6.2%(基準4.6〜6.2)、Na 143mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 101mEq/L。腹部造影CTを別に示す。
    次に行うべき検査はどれか。
    • a 血漿バソプレシン定量
    • b 75g経口ブドウ糖負荷試験
    • c 血漿ACTH・コルチゾール定量
    • d 血漿レニン活性・アルドステロン定量
    • e 尿中メタネフリン・ノルメタネフリン定量
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