103A30

26歳の女性。右眼の異常を主訴に来院した。昨夜、就寝時に右の目尻にわずかな痛みを感じた。今朝起きたところ右眼が赤くなったことに気付いた。眼脂はなかった。視力は、右1.0(矯正不能)、左1.0(矯正不能)。角膜は透明で、前房は深く清明である。前眼部写真を別に示す。
対応として適切なのはどれか。
経過観察
圧迫眼帯
電気焼灼
止血薬内服
ビタミン薬点眼

解答: a

103A30の解説

眼球結膜にべったりとした出血を認める。典型的な結膜下出血の所見。
a 正しい。見た目が派手だが問題ないため経過観察でよい。
b 圧迫止血を意識しているのだろうが、結膜下出血は止血する必要はない。圧迫眼帯は重度の角膜疾患や一部の低眼圧症で使われることがある。
c 焼灼するほど大量の出血ではなく、無効。
d 必要ないが、患者が希望した場合に処方する場合もある。
e 特に効果はない。

正答率:96%

テーマ:結膜下出血への対応

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