100B29

急性心筋梗塞の診断で最も特異的なのはどれか。
AST
LD
心筋トロポニン
クレアチンキナーゼ
コリンエステラーゼ

解答: c

100B29の解説

a ASTは肝細胞逸脱酵素であり、肝障害でも上昇する。
b LDHは5つのアイソザイムから成り、LDH1、2は心臓に特異的だが、LDH全体では心臓以外での障害でも上昇する。
c 正しい。心筋に特異的なマーカーである。心筋梗塞発症後3~4時間で上昇する。
d クレアチンキナーゼ〈CK〉は3つのアイソザイムからなり、それぞれCK-MM、CK-MB、CK-BBという。CKは骨格筋の障害でも上昇するため心筋に特異的ではない。心筋に特異的なのはCK-MBである。
e 肝機能の指標である。

正答率:96%

テーマ:急性心筋梗塞〈AMI〉の診断で最も特異的な検査項目

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