解決済 102G21 06.呼吸器

肺塞栓症のpaco2について

105F9では、肺塞栓症では代償的に過換気となり、paco2は低下するとあります。
CO2は拡散能が高く影響を受けにくいためと理解しています。
一方、102g21では呼気中にCO2は排出されないとあります。
これを解いた時に両者が全く逆のことを言っているような気がしてよく理解できません。

回答1件

  • Pa CO2と呼気CO2濃度はあまり変わらない(並行して動く)と言われています(5mmHg程度後者が低いのが正常)。なので肺胞低換気は2型呼吸不全でPa CO2が増加するので正解肢となります。

    肺塞栓の所見については、肺塞栓でガス交換が障害されると酸素は取り込まれず、代償しようとして過換気になります。CO2は拡散しやすいので過換気によりどんどん排出されていき、Pa CO2は減少していきます。それに伴い上記の原則から呼気CO2濃度も減少していく、という流れになるのではないか、と思います。

    別の言い方をすると、酸素は取り込めず二酸化炭素の排出はできているということは、呼気において二酸化炭素の排出は以前と変わらないけど酸素の排出は以前より増加してるので、割合という観点からすると呼気CO 2濃度は減っているように見える、ということになるのではないかと思います

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