解決済 102I79 06.呼吸器

農夫肺に対するリンパ球刺激試験について

いつもお世話になっております。
農夫肺はⅢ型・Ⅳ型アレルギーの機序で発症するとありますが、なぜリンパ球刺激試験は用いないのでしょうか?
解説では薬剤アレルギーに行うことがあると書いてありますが、101h20の問題ではTrichosporon asahiiによる過敏性肺炎に対して沈降反応試験とリンパ球刺激試験が陽性と問題文にあります。

リンパ球刺激試験について、どなたかご教授頂ければ幸いです。

回答3件

  • 大変興味深い質問です。
    近年の国試では問われていませんが、農夫肺だけはCD4/CD8比が過敏性肺炎の中でも低地になりにくいというのが大学講義などでも聞いたことがあるかもしれません。
    つまりここから、リンパ球の反応性が他の過敏性肺炎に比べて劣るのではないかと推測しておりますが専門の方のご意見が伺いたいです。
    リンパ球刺激試験というのは薬疹に使う、という風に思っておくマインドも得点するのには必要なのかもしれませんが、、、笑

    • お返事頂きありがとうございます。
      過敏性肺炎の中でも検査に対する反応性は様々なんですね。勉強になります!
      「リンパ球刺激試験はⅣ型アレルギーの検査に用いるが、特に薬疹で用いる」というように覚えておきたいと思います。

      詳しい方がいらっしゃるかもしれないため、少しの時間、未解決のままで様子を見てみます。

  • リンパ球刺激試験は陽性率が低いのが問題で、検査自体が参考程度までに行われる事が多いようです。その為Ⅳ型アレルギーの検索をするにしても原因同定の為にリンパ球刺激試験単独で行われるというのは考えにくいかなと思います。

    参考文献:藤 美香,河内繁雄,福澤正男,他.薬疹におけるリンパ球刺激試験の診断的価値についての検討.日
    本皮膚科学会雑誌 2000;110:1543―1548

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 102I79

    34歳の男性。酪農業。乾性咳と呼吸困難とを主訴に来院した。2か月前から昼間の農作業を終えると夕方から乾性咳が出現し始め、1週前から呼吸困難と37℃台の発熱とを伴うようになった。症状は作業をしない日曜日にはみられない。血液所見:赤沈26mm/1時間、白血球9,600(桿状核好中球4%、分葉核好中球44%、好酸球4%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球42%)、血小板28万。血液生化学所見:IgG2,380mg/dL(基準960~1,960)、IgE 120 IU/mL(基準250未満)、AST 22 U/L、ALT 18 U/L、LD 282 U/L(基準176~353)。免疫学所見:CRP 3.2 mg/dL、CH50 28U/mL(基準30~40)。胸部エックス線写真でびまん性のすりガラス様陰影を認める。
    原因を同定するために適切なのはどれか。
    • a 抗原吸入試験
    • b 沈降反応試験
    • c 皮膚プリック試験
    • d リンパ球刺激試験
    • e ヒスタミン遊離試験
  • 関連トピック

    なし