解決済 106G47 18.精神科

鑑別をのために食欲不振よりも月経の確認をすべき理由について

平素は大変お世話になっております。
選択肢の選び方について、確認を致したく投稿させて頂きます。
most likely をANとすることについては異論の余地はないのかと思うのですが、
そのほかの鑑別には、腫瘍やIBDなどを上げ、それらとの鑑別のための月経周期の確認という理解でよろしいでしょうか?

過食症を鑑別に入れている場合、月経周期よりも食欲を確認すべきと考えたのですが、
過食症の場合はこのような派手な体重減少はないので鑑別から外したのでしょうか?

精神科の問題としては過食症を鑑別に上げるのは自然な流れかとも思い、実際の受験生としての考え方をご教授いただければと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

回答3件

  • 今回の問題は『体重減少の鑑別診断に必要な情報で最も重要なのはどれか。』と問われていますが文意は『一番疑わしい神経性食思不振症の診断に最も重要なのはどれか。』なのでdを選びます。あまり『鑑別』という言葉には拘らなくていいと思います。
    (bも選びたくなりますが神経性食思不振症は食欲の低下で痩せるというより拒食などの食行動の異常に走ることで痩せることが特徴の疾患なので『食欲低下』は診断に有用ではなく選びません。)

    過食症に関しては過食のエピソードがないこと、おっしゃるように体重が軽すぎること国試的には積極的には鑑別に上げないと思います。

  • コメントありがとうございます。
    もう一度ガイドラインなどを確認したところ、DSMにおいては、DSM5への改定(この問題が出題された次の年に改定されたようです)にあたり無月経の項目が削除されているようです。
    ですので、現在無月経について問う意義はないのかと思いますが、当時はあったのだろうと考えます。
    また、現在の基準と照らし合わせても、食欲があってもなくても、拒食になっているのが重要な疾患であると思いますので、Bは正答にならないかとも思います。(ですので、練習問題としてはやや不適切でしょうか…)

    お時間を頂き恐縮です。先生の今後のご検討をお祈り申し上げます。
    参考:https://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000583.html

    • URL確認させていただきました。
      確かに無月経の項目が削除されてますし今後は基準にはないが神経性食思不振症で無月経になることもあると覚えるのが無難ですね。

      こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます。
      国試まで半年切ってますがお互い頑張りましょう!!

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  • 問題参照 106G47

    15歳の女子。体重減少を心配した母親に伴われて来院した。友人に「太っているね」とからかわれたことを気にして、1年前から低カロリー食品を好むようになり、体重を毎日測定するようになった。1年前の体重は51kgであった。初経は12歳。身長156cm、体重38kg。体温35.7℃。脈拍44/分、整。血圧98/58mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球326万、Hb 10.1g/dL、Ht 30%、白血球3,200、血小板32万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、尿素窒素17mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、総コレステロール275mg/dL。
    体重減少の鑑別診断に必要な情報で最も重要なのはどれか。
    • a 不眠
    • b 食欲低下
    • c 尿量減少
    • d 月経の状態
    • e リストカットの既往
  • 関連トピック

    なし