解決済 106F28 06.呼吸器

肺癌疑い患者における、総蛋白とAlbについて

いつもお世話になっております。
本症例における総蛋白量の割に、Albが2.3g/dLと相対的に低下しているのはどうしてでしょうか。
今のところ、補正Ca値も11.3mg/dLとなっているため、扁平上皮癌によるPTHrP産生の結果、Alb合成が抑制されているのではと考えています。
解釈のズレなどありましたら、ご教授して頂きたく思っております。よろしくお願い致します。

回答3件

  • スタスタタンさんの考えに加えると、単純に栄養状態が相当悪かったのも原因の一つに考えられると思います〜!
    たったの2日とはいえ、ほとんど食事が取れておらず、さらに数ヶ月も倦怠感が続くとなれば栄養状態はかなり悪化はしてそうだと思いました〜

    • 回答して頂き、ありがとうございます。
      悪性腫瘍だけでこれほど、Alb合成が抑制されるのだろうかと考えていましたが、確かに栄養状態がかなり悪そうですね。ご教授して頂き、ありがとうございます。

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  • 問題参照 106F28

    次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
    67歳の男性。全身の衰弱を心配した家族に伴われて来院した。
    現病歴:3か月前から徐々に体重が減少し、2か月前から外出できなくなり、1週前からは家族の介助がないと立ち上がれなくなった。患者本人は受診を嫌がっていたが、2日前からはほとんど食事が摂れず、トイレまで歩くこともできなくなったため受診に同意した。
    既往歴:健康診断は受けていない。
    生活歴:喫煙は60本/日を47年間。飲酒は日本酒1~2合/日を47年間。
    家族歴:父親が高血圧症で、脳梗塞のため82歳で死亡。
    現 症:意識は清明。身長165cm、体重42kg。体温37.6℃。脈拍120/分、整。血圧96/62mmHg。呼吸数16/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸静脈の怒張を認めない。右の前胸部、背部および側胸部で呼吸音が減弱している。coarse cracklesを聴取しない。皮膚のツルゴールが低下している。下腿に浮腫を認めない。
    検査所見:血液所見:赤血球394万、Hb 13.1g/dL、Ht 40%、白血球11,700(好中球85%、好酸球1%、単球6%、リンパ球8%)、血小板50万。血液生化学所見:随時血糖181mg/dL、HbA1c 6.5%(基準4.3~5.8)、総蛋白7.3g/dL、アルブミン2.3g/dL、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸3.8mg/dL、総ビリルビン0.3mg/dL、AST 47U/L、ALT 28U/L、LD 391U/L(基準176~353)、ALP 435U/L(基準115~359)、γ-GTP 44U/L(基準8~50)、Na 133mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 93mEq/L、Ca 9.6mg/dL。CRP 24mg/dL。胸部エックス線写真を別に示す。
    この患者の病態として考えにくいのはどれか。
    • a 脱水症
    • b 感染症
    • c 糖尿病
    • d 悪性腫瘍
    • e うっ血性心不全
  • 関連トピック

    なし