解決済 110H30 19.皮膚科

丹毒と関節リウマチ

110H30の症例にて丹毒という診断には所見よりつくのですが、症例文中に「兄が関節リウマチ」との記述があり、丹毒と関節リウマチに何かしらの関連があるのでしょうか。深く考えすぎなのかもしれませんが、何かメッセージがあるのかと疑問に思い投稿させていただきました。
何かしらのご意見や考えがございましたらご指導よろしくお願いいたします。

回答1件

  • 関節リウマチ(RA)は関節炎を主体とする膠原病。
    丹毒はA群β溶連菌による疼痛性の浮腫性紅斑。
    ですので、特に関係はないかと思われます。
    そもそも本人の既往歴でもないですし、RAに遺伝的素因はないようではないですが、丹毒とは繋がりません。

    Felty症候群からの白血球減少からの易感染性……?ともすれば他の感染症にもまずかかるような……
    くらいしか連想が付きません。

    A群β溶連菌による感染の免疫学的機序による合併症の中に「リウマチ熱」や「リウマチ性心疾患」がありますが、これらは感染から数週間後に、既に産生されていた抗体が悪さをするものです。

    同じ「リウマチ」というワードに反応したのでしょうか。

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  • 問題参照 110H30

    62歳の男性。顔面の発赤を主訴に来院した。3日前に顔面の発赤が出現した。37.2℃の発熱と顔面の熱感があり、押さえると痛みを感じた。症状が改善しないため受診した。顔面の痒み、日光過敏、関節痛および筋肉痛は自覚していない。化粧品や外用薬は使用していない。糖尿病で治療中である。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。兄が関節リウマチ。意識は清明。体温37.5℃。脈拍96/分、整。血圧122/64mmHg。呼吸数14/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。両頬部に発赤と圧痛とを認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。顔面の写真を別に示す。
    最も適切な治療薬はどれか。
    • a 抗真菌薬
    • b 抗ウイルス薬
    • c 副腎皮質ステロイド
    • d ペニシリン系抗菌薬
    • e 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉
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