解決済 108I32 03.血液

原発性骨髄線維症〈PMF〉の診断について

PMFの確定診断に有用な所見についてです。

aの『白赤芽球症』が他病態(癌の骨髄転移や粟粒結核)でもみるため特異的ではないのは理解できるのですが、dの『JAK2遺伝子変異』も他の疾患(真性赤血球増多症や本態性血小板血症)でもみるため、こちらも特異度が低い気がします。

また、110G55の解説では、dの『JAK2遺伝子検査』はPVやETでもみるためPMFに特異的ではないとされています。

あたらしい内科・外科③ P.59 点線の下の表の知識では、108I32の選択肢でaではなくdを選びきる決め手が見つかりません…。お詳しい方がおられましたらご教授頂けますと幸いです。

回答2件

  • 末梢血に赤芽球や骨髄芽球が出ている現象と、遺伝子の変異、であれば後者の方が特異度が高く思います。
    出題者の意図は知識ではなく↑のような常識的バランス感覚にあると考えられます。
    知識知識、で攻めずにアドリブ力、判断力、思考力を磨いていくとよいでしょう。このような戦略で回答した結果として失点したところで、合否には影響しません(今回の問題は両問とも正答率は非常に低いです)。

  • 穂澄先生、ご回答ありがとうございます。
    確かに、知識一辺倒ではなく、問題を前にした時の判断力も大切ですね…
    意識して頑張ろうと思います。

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  • 問題参照 108I32

    原発性骨髄線維症の確定診断に有用なのはどれか。2つ選べ
    • a 白赤芽球症
    • b 標的赤血球
    • c 血清LD上昇
    • JAK2遺伝子変異
    • e 骨髄組織の鍍銀染色陽性
  • 関連トピック

    なし