解決済 103I61 10.神経

脳膿瘍について

お世話になっております。
本文冒頭、「CTで異常を指摘されなかった」とありますが、これは見逃しでしょうか?
それとも脳膿瘍という疾患は、CTで判断するには数日かかるという認識でしょうか?

よろしくお願いします。

回答1件

  • PDFを直接貼付するのは著作権上良くないのかなと最近思い、手間が増えるかと思いますがご容赦ください。
    http://www.ajnr.org/content/12/2/293  のサイトのPDFの画像だけでも見て分かるように、CTだと腫瘍のの輪郭がハッキリとしづらくMRIの方出ないと検出できないためMRIの方が脳腫瘍検出の感度が高いです。p296の画像を見るだけで分かるかと思います。 (上記の論文はUpToDateの転移性脳腫瘍のCTよりMRIの方が感度が優れていることのソースになっています。)
    上記サイトの論文タイトルで検索をかけたところ画像診断ガイドライン 2016年版のエビデンスの一つになっているようで、造影MRIが推奨されています。
    興味があれば画像診断ガイドラインとググると一番上に放射線学会のガイドラインのサイトが出できて、PDFが見られるのでp90〜93を少し見ても良いかもしれません。

    間違いがあれば訂正してください。

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  • 問題参照 103I61

    29歳の男性。意識障害、頭痛および発熱のため搬入された。4日前から、発熱、頭痛および嘔吐が出現した。翌日、頭が割れるように痛いと訴え、他院を受診した。体温39.6 ℃。項部硬直はなく、頭部CTで異常を指摘されなかった。セフェム系抗菌薬が投与されたが頭痛と発熱とが持続し、意識障害が出現した。搬入時、意識レベルはJCS III-300。瞳孔はピンポイントである。項部硬直を認める。血液所見:赤血球500万、Hb 14.6g/dL、Ht 45%、白血球17,900、血小板29万。CRP 7.9mg/dL。髄液は外見が白色、細胞数1,792(単核球:多核球=332:1,460)/μL(基準0~2)、糖15mg/dL(基準50~75)。頭部単純MRIのT1強調像(A)、T2強調像(B)及び造影T1強調像(C)を別に示す。
    考えられるのはどれか。
    • a 脳膿瘍
    • b ヘルペス脳炎
    • c 悪性リンパ腫
    • d 転移性脳腫瘍
    • e 多発性硬化症
  • 関連トピック

    なし