解決済 101A57 05.感染症

百日咳の治療について

非定型肺炎の原因菌としてマイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ、百日咳菌などがあります。これらはβラクタム系抗菌薬が効かないため非定型肺炎と分類されている様なのですが、百日咳はどういった理由で効かないのでしょうか?

マイコプラズマは細胞壁がない、クラミジア、レジオネラは細胞内寄生菌だから効かないということはわかるのですが百日咳だけよくわかりません。
百日咳は一応、グラム陰性桿菌にも分類されているようですが…
普通に治療する場合はクラリスロマイシン、エリスロマイシンなどのマクロライドでいいと思うのですが…

わかる方がいましたら回答よろしくお願いします。

回答1件

  • 百日咳は咳が主症状であるのでどうにかこれを止めてあげねばなりません。マクロライド系には気管支に対する抗炎症作用が確認されており、びまん性気管支拡張症でも使われている事から理解しやすいかと思います。
    さらには抗菌作用もあるので都合が良いのです。と理解しています。参考になれば。
    おそらく機序としてはセフェムも効くとは思いますが1stではないのではないでしょうか?

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  • 問題参照 101A57

    4か月の乳児。10日前から続く咳を主訴に来院した。7日前に38℃台の発熱があったが2日間で解熱した。3日前から顔を真っ赤にする激しい咳と発汗とが著明になり、睡眠が障害されるようになった。食欲低下がみられる。体温36.6℃。脈拍96/分、整。血圧88/50mmHg。眼瞼腫脹がみられる。頸部に湿疹がみられる。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球450万、Hb13.0g/dL、白血球38,000(分葉核好中球12%、好酸球2%、リンパ球86%)、血小板19万。血清生化学所見:尿素窒素18mg/dL、AST 45U/L、ALT 30U/L、LD 300U/L(基準176~353)。CRP 0.8mg/dL。
    治療薬として適切なのはどれか。
    • a 利尿薬
    • b 気管支拡張薬
    • c 抗ヒスタミン薬
    • d 副腎皮質ステロイド薬
    • e マクロライド系抗菌薬
  • 関連トピック

    なし