Boerhaave症候群は鑑別に入らない？
適切ではないものとして、dの上部消化管造影があげられておりますが、Boerhaave症候群は鑑別にあがらないのでしょうか。
Boerhaave症候群は吐血というより嘔吐のイメージではありますが、ショックをきたす疾患ですので鑑別にあげてもいいのかなと思っております。
しかし、この症例の事態で上部消化管造影をするような対応が正しいとは、確かに自分も言い難くはありますので、ご教授いただけますと幸いです。
回答1件
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「大量飲酒した直後に嘔吐＆吐血」なら考慮されますが、「仕事中に大量に吐血」ですので、Boerhaave症候群を第一に考えるものではないかと存じます。
また、「この症例の事態で上部消化管造影をするような対応が正しいとは、確かに自分も言い難くはあります」とのことで十分にご理解されていることと存じますが、たとえBoerhaave症候群であっても現状のバイタル・状況の本患者に上部消化管造影は困難です。
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問題参照 102H26
40歳の男性。仕事中、大量に吐血して搬入された。意識は清明。体温36.1℃。脈拍120/分、整。血圧76/50mmHg。顔面は蒼白。腹部は平坦、軟。上腹部に圧痛を認めるが、筋性防御は認めない。血液所見：赤血球260万、Hb 8.4g/dL、Ht 26％、白血球12,000、血小板23万。
対応として適切でないのはどれか。- ａ 酸素投与
- ｂ 静脈路確保
- ｃ 膀胱カテーテル挿入
- ｄ 上部消化管造影
- ｅ 上部消化管内視鏡検査
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なし