解決済 106G65 06.呼吸器

気道閉塞と右心不全

106G65について、気道閉塞の際に右心不全が生じるのはなぜなのでしょうか?
108F6の頸静脈怒張の解説で、気胸の時は肺血流量が低下し、血流が右心に停滞する、とありますが、同じような機序でしょうか?
そもそも気胸の時の頸静脈怒張は、胸郭内に空気が溜まることで胸腔内圧が上がり、静脈還流が阻害されるからかなあ、と理解していたのですが、これは間違いでしょうか。
どなたかご教示下さると喜びます。

回答4件

  • 気道閉塞→胸腔内圧↑→右房拡張しづらい→右心不全:頸静脈怒張
    かなと思いました

    • ご回答ありがとうございます。
      でも、急な気道閉塞の時は吸気努力で余計に陰圧になったりしないのかなあ、と思うんですよね...

  • 回答失礼致します。
    気道狭窄による低酸素状態で肺高血圧を引き起こした可能性があるかもしれません。肺毛細血管は酸素が少ない血管は狭窄する仕組みがあるので、それが広範囲の血管で引き起こされて肺高血圧が続き右心から血液が出て行きにくい可能性もあるかなぁ、、、、という感じで。

    まだ学生の立場で臨床的な知識が不十分で申し訳ないのですが、もともと肺炎で入院されている患者でありその時にすでに低酸素状態であると書いてあることからももともと肺毛細血管が影響を受けていた可能性は否定できないかなと思います。

    気胸に関しては私もそのように考えています。肺が外側から空気によって押されるため、肺が潰れVR減少による右心不全と考えています。

    • ご回答ありがとうございます!
      とても納得できました。

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  • 問題参照 106G65

    次の文を読み、以下の問いに答えよ。
    75歳の男性。重症肺炎で入院中である。
    現病歴:2週前に肺炎と低酸素血症のため搬入された。救急室で気管挿管を施行され、集中治療室に入院となった。
    既往歴:53歳から糖尿病で内服加療中。60歳から高血圧症で内服加療中。
    生活歴:長男夫婦と同居。妻が5年前に脳梗塞のため死亡。
    家族歴:父親が糖尿病。
    入院後、人工呼吸器管理が長期にわたったため、本日気管切開術を行い、引き続き人工呼吸器管理を行った。1時間後にアラームが鳴ったため駆けつけると、人工呼吸器のモニターで気道内圧が上昇しており、患者の頸静脈は怒張していた。
    この時点で考えるべき病態はどれか。2つ選べ
    • a 気道閉塞
    • b 緊張性気胸
    • c 肺血栓塞栓
    • d 急性心筋梗塞
    • e 心タンポナーデ
  • 関連トピック

    なし