解決済 110D54 07.循環器

房室ブロックの分類

こちらの問題ではPQ時間が0.24秒であり、1度房室ブロックの定義を満たしています。
同時にQRSが突如脱落しており2度房室ブロックMobiz2型の定義を満たしています。
このような場合はより重症である2度房室ブロックMobiz2型と診断するということでしょうか。
すみません、画像が載らないのですが問題には心電図があり、上記の特徴をみます。

回答3件

  • Ⅰ度房室ブロック:心室に命令が毎回伝わるが、伝わり方が遅い(定義的にはQRS波の脱落が存在しないことも条件)
    Ⅱ度房室ブロック:心室に命令が伝わったり、伝わらなかったりする場合

    という点を踏まえると、QRS波の脱落が存在する問題の心電図をⅠ度房室ブロックとは呼べないと思います。

    • そのような定義があるのですね。ありがとうございます!

  • 申し訳ありません。私の過去の回答が間違っていたかもしれません。

    「記録上2種類の房室ブロックを認めた場合、慣用的にはより重症度の高いものを読むため、1度房室ブロック+2度房室ブロック、などの表現は使わないことが多い。」
    (『心電図トレーニングクイズ② p.77』)

    なので、この心電図は1度ブロックも認めるが、慣用的に診断名としては、高度房室ブロックと呼んでいる、ということだと思います。

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  • 問題参照 110D54

    60歳の男性。気が遠くなるようなめまいが出現したことを主訴に来院した。この症状は1週前から1日に1、2回自覚している。めまいの発作の出現は立位動作とは関係がなく、歩行中や座位でも生じるという。失神はない。高血圧症、左室肥大、胃潰瘍および脂質異常症で内服治療中である。意識は清明。身長169cm、体重65kg。体温36.2℃。脈拍60/分、整。血圧148/82mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。心電図は洞調律、心拍数60/分でPQ時間が0.24秒(基準0.12〜0.20)である。その他に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。心エコーで異常を認めない。Holter心電図におけるめまい自覚時の記録を別に示す。
    内服を中止する必要があるのはどれか。
    • a α遮断薬
    • b β遮断薬
    • c HMG-CoA還元酵素阻害薬
    • d ヒスタミンH2受容体拮抗薬
    • e アンジオテンシンII受容体拮抗薬
  • 関連トピック

    なし