解決済 107F23 02.内分泌代謝

仮に投薬を始めるならスタチン+フィブラートの併用なのでしょうか?

お世話になっております。
講義内で「スタチンはChol低下がメイン、フィブラートはTG低下がメインなので、CholもTGも異常である本症例において片方を選ぶことはできない」という旨の解説がなされていました。
 
その説明に対して解法テクニックとして納得したのですが、仮に本症例で投薬がなされるとしたら何が投与されるのでしょうか?
medu4テキストによるとフィブラートが脂質異常症を改善する強さはTGが★★★、HDLが★★、LDLが★となっておりますので、比較的TG↑が目立つように思われる本症例ではフィブラートあたりが程良いような気がしました。
それとも、「TGが上がっているからフィブラートを入れ、LDLも上がっているからスタチンも入れる」というように、それぞれを得意とする薬を併用させた方が良いのでしょうか?

回答2件

  • >「TGが上がっているからフィブラートを入れ、LDLも上がっているからスタチンも入れる」というように、それぞれを得意とする薬を併用

    ↑本症例程度の検査数値の患者さんは大量にいますので、果たしてこのレベルで薬物治療スタートするのか、は疑問ですが、原則はこちらでOKです。あとは、それぞれの医師の判断によるかと思います。

    • ありがとうございます!

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  • 問題参照 107F23

    36歳の男性。会社の健康診断で初めて異常値を指摘されて来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。間食が多く、夜は外食が多い。運動は特にしていない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。父親が高血圧症、脂質異常症および糖尿病のため治療中である。身長170cm、体重81kg、腹囲96cm。脈拍80/分、整。血圧138/82mmHg。肥満以外に身体診察で異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液生化学所見:空腹時血糖103mg/dL、HbA1c 6.3%(基準4.6~6.2)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、トリグリセリド183mg/dL、HDLコレステロール35mg/dL、LDLコレステロール152mg/dL、AST 32U/L、ALT 30U/L、γ-GTP 46U/L(基準8~50)。
    まず行う対応として適切なのはどれか。
    • a 食事・運動の指導
    • b スルホニル尿素薬の投与
    • c フィブラート系薬の投与
    • d HMG-CoA還元酵素阻害薬の投与
    • e アンジオテンシンII受容体拮抗薬の投与
  • 関連トピック

    なし