解決済 103I16

十二指腸潰瘍穿孔が疑いに造影する意味

十二指腸潰瘍穿孔が疑われた場合の検査として適切なのはどれか。
という問題で正解は「腹部造影 CT」です。

解答は選べるのですが、なぜ造影するのでしょうか?
ただ血管と臓器のコントラストを際立たせるだけに思えてしまいます。

また単純CTと造影CTが選択肢に並んだ場合、より適切なのは造影CTになりますか?

なぜか表示されませんが、103l16です。

回答3件

  • 恐らくですが、その問題の答えが造影CTなだけで、選択肢に単純CTがあればそちらも正解になります。
    腹部臓器においては、単純よりも造影した方が見やすいため、基本的に造影しますが、アレルギーなどで造影剤が使えない場合もあり、使わないで済むならば侵襲が少ない単純の方が良いです。
    どちらも一長一短なので、問われることはないとは思いますが、万が一問われた場合は侵襲の少ない単純を私なら選ぶと思います。
    あまり良くはないですが、臨床では単純を取った後にそのまま造影も撮影できるので、禁忌でなければ、とりあえずセットで撮ってしまうことが多いようです。

  • 基本的には造影です。
    造影することで、腸管粘膜がきれいに写るので、穿孔部位を明らかにすることができます。なのでそのまま外科手術に繋がることができます。単純CTではあまりに情報量が少ないです。

    腎機能が悪ければ輸液しながら造影で臨床上ら問題ありません。

    また、単純を撮ってから造影を撮るという行為はたまに臨床ではやりますが、保険適応にならないので、出来れば避けたい行為です。

  • お二人ともありがとうございます!
    勉強になりました。

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  • 問題参照 103I16

    十二指腸潰瘍穿孔が疑われた場合の検査として適切なのはどれか。
    • a 上部消化管バリウム造影
    • b 排泄性胆道造影
    • c 内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉
    • d 腹部造影CT
    • e 超音波内視鏡
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