腎えんにおいて、今の感染を示唆する指標について

いつもお世話になっております。
腎・練習問題の105A47において、今の感染の有無を、体温とCRPから判断していますが、
臨床像の105A 46では、今の感染の有無を体温、CRPではなく、扁桃腺の腫大等から判断していらっしゃいました。
臨床像で習った通りに、私も練習問題105A 47において、扁桃腺の腫大という記載から、今の感染があると考えて、IgA腎症r/oとはしなかったのですが(ASO↑という明らかな記載から答えは選べたのですが)、
PSAGNにおいても、数週間ー数ヶ月前だけでなく、現在も続く感染がある症例もあると考えて良いのでしょうか?

回答3件

  • A47は「2週前に〜」というエピソードが書いてあります。
    一方、A46はそのような記載なく、いきなり「口蓋扁桃の腫大、発赤および白苔の付着を認める」と書いてあります。

    • 穂積先生、回答ありがとうございます。
      質問の仕方が不十分でした。申し訳ございません。47Aの4行目に扁桃腺〜という記載についてお答えいただきたく質問させていただいておりました。。。

      この4行目の記載は、1行目の「消失した症状」とは別に、今の感染と考えるのはおかしいのでしょうか?(4行目の記載も、46Aと同様いきなり記載があるためです。)

    • 2週前スタートで今少し残っている、という感じかと思います!
      「3日で症状は消失した」というのは本人の自覚に過ぎませんので。
      あくまでスタート地点がいつか、がPSAGNかIgAGNの違いの目安となります(むろんこれだけの情報で決め打ちしちゃダメです)。

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  • 問題参照 105A47

    16歳の女子。浮腫を主訴に来院した。2週前に発熱と咽頭痛とが出現したが3日で症状は消失した。昨日から尿量の減少を自覚し、本日、排尿がほとんどなく、下腿浮腫が出現したため来院した。3か月前の学校検尿では異常を指摘されなかった。身長156cm、体重48kg。体温36.2℃。呼吸数12/分。脈拍80/分、整。血圧138/88mmHg。口蓋扁桃の軽度腫大を認める。前脛骨部に圧痕浮腫を認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血3+、尿沈渣に赤血球100以上/1視野、白血球5~10/1視野、赤血球円柱+。血液所見:赤血球400万、Hb 12.8g/dL、Ht 38%、白血球6,400、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.8g/dL、IgG 1,440mg/dL(基準739~1,649)、IgA 215mg/dL(基準107~363)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.6mEq/L、Cl 104mEq/L。免疫学所見:CRP 0.3mg/dL、ASO 1,280単位(基準250以下)、抗核抗体陰性、CH50 18U/mL(基準30~50)。超音波検査で腎の大きさと形状とに異常を認めない。
    この患者の入院後の治療方針で適切なのはどれか。
    • a 経過観察
    • b アンジオテンシンII受容体拮抗薬投与
    • c ペニシリン系抗菌薬点滴静注
    • d 副腎皮質ステロイド経口投与
    • e 血液透析療法
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